声を変えるだけで仕事がうまくいく(秋竹朋子:著)を読んで

声は変えられる⁉︎

この本を読んで1番驚いたことは、声も変えられる、ということでした。
本書にも書かれているのですが、声は生まれつきのもの、という思い込みがあったのです。
声のトーンは変えられますが、話し方も自分特有のもので、滑舌が悪かったり、声が通らないことは変えられないのかと思っていました。
この本によると、ちょっとした工夫をすれば、いい声は出せるらしいのです。
あたしの声、中々通らなくて、スルーされることが多いので(存在感が薄いから余計に)、こんなところに解決法が!とテンションがあがりました。

声の出し方は呼吸法にポイントがある

あたしたちは息を吐きながら声を作っていることがポイントなのだそうです。これを意識するだけで声は変わり、コントロールしやすくなる、と本書に書かれていて。
実はですね、息を吐きながら声、というイメージが全く湧かなかったのですが(だって息を吐いて、吸って……ってしているときって声出さないじゃないですかw)、確かに声を出すときは空気は漏れていますもんね。それに音が響くのって空気、震えているし。それを考えると声を出すときに息は吐かれているって納得して、息を吐きながら声を出すって無意識に出来ていることにうっかり感動しました。
そんなわけで、声を出すときに息を吐いているので、呼吸法が大事になってきます。
いい声を出すためには、呼気が肺にたっぷり入り、吐く息に勢いが出ることが条件になることは明確です。
呼吸法には、胸式呼吸と腹式呼吸があります。胸式呼吸は、口を閉じて、息を吸ってみたときの呼吸。腹式呼吸は寝ているときに誰もが自然にしている、吸うときにお腹が膨らみ、息を吐くときにお腹がへこむ、呼吸です。寝ながら試してみると、腹式呼吸のほうが空気の出入りが多いのがわかると思います。
普段から腹式呼吸、心がけたいと思います。

こんなことも書かれています

挨拶が劇的に良くなる裏技、単語の頭で息を吐く方法。説明・説得・交渉がうまくいく声の技術、プレゼンに勝つための声のテクニックなども書かれています。
ビジネスパーソンにとっていかに低音ボイスがいいか、どんなふうに声を出すといいか実感できる本です。
お仕事をされている方、声に悩まれている方、誰もが読んで損はないんじゃないかなって思った本でした。

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