この頃感じていること

「自己実現していく場所は限定されていない」ということ

あたしの夢は、その人の本質を理解して、その人らしさを引き出して、その人の夢とか希望とか、子供の頃に仕舞い込んでしまったかもしれない、そういうきらきら輝く宝物を一緒に探して、それを地図にしてその人の歩く道を応援していくことなんじゃないかなって思っている。
そのためにカウンセラーになりたいなと思って、今勉強をしているのだけれど、カウンセリング、セッションをしている場だけが夢を叶える場ではないな、というのがあたしの感覚。
色んな学びを経て、あたしはそういう感覚が漸く腑に落ちた、という感じなのだけれど、自己実現していく場所は限られない、ということが大きいなと思う。つもり、仕事の中で、あたしの夢を叶えることは勿論できるし、日々の生活の中でだって可能だ、ということ。
あたしは今、看護師として仕事をしているのだけれど、患者さんと関わること、他のスタッフと関わることで、その人の成長、輝きを見つけることや、それをどう輝かせていくか考えて自分なりに支援していくことは夢に繋がっていくことだ、ということに気づいて、それ以来実践しているし、プライベートでもそれは同じこと。
仕事は仕事だし、仕事とプライベートはもっと切り離さないと、という人もいるけれど、あたしは例え嫌だと思っている仕事の場所でも自分の夢はいくらでも叶えていけるんじゃないかなって思っている。仕事は仕事、と切り離してしまって、自分の本質を見失ってしまうのはとても残念なことだとさえ思う。
仕事はあなたの良いところを出しても良いところでもあると思うよ。
あなたの良いところってどこだろう。一緒に探してみない?

「もっと自分で決めていい、ということを許していこう」

夜勤中に、患者さんが不安だ、という。みんなが寝静まっている0時すぎのこと。
話を聞くと、色んなことを決めつけられちゃうのが嫌だし、そういうことをされてしまうのが不安だという。
「決めつけられたらいけないの?何か嫌なことが起こる感じがするの?」
そう確認すると的を得ない言葉ばかり告げられる。
患者さんが不安だ、決めつけられるのが嫌だ、という背景をあたしは何となく知っていた。
患者さんは連日眠剤を使っても眠れていなかった。それに対して、脳の神経が今回の病気でおかしくなってしまって、眠らなくてもいいようになってしまったんじゃないか、と主治医が言っていた、と本人から聞いていたから。本人は、眠れないことに理由がついて納得出来たんです、眠れなくても仕方ないなって思って……今日も眠れないと思います、と話していたのだ。
多分これ以外にもそういう周りから決めつけられたことに対して、そうじゃないとも言えないまま、そうなのかもしれない、と思い込もうとしてきたのかも。
あたしは自分で決めていいんだよ、と伝えた。
寝たかったら寝てもいいし、不安だったら不安でいい。自分で全部決めて良いんだよ。
当然患者さんは納得するわけもなくて、色んなことに対して戦っていたのだけれど、朝になったら患者さんから、答えを見つけたので、もう体も治ると思うんです、と言ってくれたのだ。
あたしも含め、色んな人は生まれてきてからずっと色んな思い込みの中で過ごしてきていて、不安でいてはいけない、とか、誰かの気持ちを損ねてはいけない、とかそういう小さな自分の中のルールを作ってしまって身動きできなくなってしまっていることが多々ある。
でも、もっと自分で決めることを許していこうよ。
世界は思っている以上にきっともっと優しい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存