マネーゲームは人間ゲームの一部
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この本はお金の本なのだけれど、その人の生き方がお金にも反映されている、ということが前提に書かれています。
人類には常に3つの疑問が常につきまとっていて、その3つは以下の通りとなっています。
1.自分は何者か?
2.自分は何故ここにいるのか?
3.自分は何のために生きているのか?
本書ではマネーゲームは人間ゲームの一部として捉えており、人間ゲームをするためにあたしたちは生まれて、ここにいる、というのだから、驚きです。
しかも、人間ゲームに参加しているのは、本来の自分自身ではなく、制限された自分なのだというのです。
そして、本当の自分の能力を隠し、(楽しみながら)人間ゲームをするために、能力などを隠す場所はつらく、怖ろしく、危険で致命的なところだから、どんなことをしても避けるべきだ、と自分自身に信じ込ませている、らしいのです。
どんだけ本来の自分はドMなの⁉︎って、ひっそり思っても仕方ないですよね??
人間ゲームのプレー場所って凄いところなんだ!
3次元の現実は巨大なアミューズメントパーク、とされ、無限の存在である本来の自分が夢中になってやりがいを感じ、いつもワクワクするような、非常に洗練されていて、複雑で巧妙に考えられたゲームであり、そのアトラクションを提供しているのが、この3次元の現実なのだそうです。
そもそも、何でそんなことを、と思うのも不思議ではないと思います。
無限の存在である本来の自分は、あたしたちの中から湧き上がる感情を楽しんでいる、らしいのです。
心の動きと繋げて考えてみよう
先ほど、マネーゲームは人間ゲームの一部、というところで、
本当の自分の能力を隠し、(楽しみながら)人間ゲームをするために、能力などを隠す場所はつらく、怖ろしく、危険で致命的なところだから、どんなことをしても避けるべきだ、と自分自身に信じ込ませている、という文章をピックアップしました。
これって、生きにくくしている思い込み(ビリーフ)と同じだなぁってあたしは思ったのです。
つらく、怖ろしく、危険で致命的なところだから、気づいちゃダメー!ってしている、生き延びるためにはそこは避けて通らないといけない(と思い込ませた)生存戦略です。
つまり、ね、ビリーフリセットをしていくことで、
生き延びるために沢山着込んでしまった鎧を脱いでいくことで、
本来の自分に戻れる、ということです。
それしかない、と思い込ませて制限をかけてるのは、他の誰でもなく、自分自身であり、ビリーフを解放していくことは本来の自分に戻れる鍵なのです。
信じ込ませているだけ、本当は、ある!
豊かさは豊かさ、ただそれだけ。
変わることはなく、能力は能力のまま、本当は存在している。
それを実感するために、その力があると自分で理解できるようになるためには、本来の自分(大いなる意志や源)と繋がっていくことがとても重要になります。
源と繋がっていくためには、自分自身に巧妙に信じ込ませて制限している思い込みや、それが出来た時のつらさ、怖れ、痛みなどの棘を抜き、何か不快なことが起きたときに勝手に反応を起こしてしまういつものパターンに気づく、それを繰り返していくことがとても大切です。
本書では、本来の自分自身と繋がる方法として、「プロセス」を使うことを勧めています。「プロセス」の内容は本書に譲るとして、「プロセス」を使う中でポイントとなるのは、
不快感をただじっくり感じ切ること、です。
感じ切ること、
それを感じても、その現実を味わっても現実は変わらないことをあたしたちは身をもって体験することが大切なのです。
まとめ
本書の最終章にある、5つの段階の招待状もまた、とても素晴らしいなぁと思う内容でした。
あたしなりの言葉でそれを纏めてみようと思います。
ひとっ飛びでは人間ゲームをマスターするのは難しいでしょう。本書の勧める「プロセス」を使うことも、そしてビリーフリセットも、感じ切ることも、時には忘れてしまうこともあるでしょう。それでも自分自身を信頼し、本来の自分自身の作り出す創造物に感謝をし、成長していきたい。
そう感じさせてくれる本です。
自分自身に落とし込むのが大変でしたが、自分自身の可能性を感じさせてくれます。