photo credit: NIHClinicalCenter Blood Pressure Monitoring via photopin (license)
経験年数を踏んできた看護師の現状
新人の頃は、どんな看護師になりたいの?って聞かれることが多いんじゃないかなって思います。あたし自身、病院内の新人さんの教育研修担当をしていたことがありますが、初回研修のアンケートに「どんな看護師になりたいですか」「どんな経験をしたらそんな看護師になれると思いますか」などの問いかけを入れたことがあります。
新人の頃はフォローをしてくれる色んなスタッフからそんな問いかけをされる印象です。
でも、経験を踏み、色んなことが出来るようになった看護師に、じゃあこれからどう働くの?どうなっていきたいの?と問いかける人は少ないな、と感じています。
自分は何が出来て、何が得意なのか。これからどういう経験をしていきたいのか。そういうことを改めて検討していく時間って取れているのでしょうか。
自己客観視が難しかった
年間目標を立てて、それについて看護師長と面談して評価され、給与に反映される、という病院が多いんじゃないかな、と思うのですが。
あたし自身、年間目標を師長が見るたびに、「すぐに達成出来る目標ばっかり立てるから評価しない」「もっとあなたにあった目標があるでしょう」と言われてきた過去があります。
自分が何が出来て、何を望まれているか。周りはどう見ているのかが全くわからなかったのです。
そもそも周りから褒められても受け取れない自分もいたのです。
看護師の自己肯定力を見つめ直す必要性
思うところがあり、勤めている部署のリーダークラスに勉強会をしようと思って、該当メンバーに課題を出しました。自分自身を見つめ直すための課題。
その中に、以前読んだ本「ザ・ミッション」にあるワーク、「自分にある素晴らしいところを20個書き出す」を取り入れたのですが、出来ないスタッフが多くてびっくりしました。
もう既に勉強会のための資料を作り上げていたのですが、自己肯定力を見つめ直す必要性を感じて、改めて資料を作り直しています。
看護師として働く上で、自分の負の感情を出してはいけないもの、としてしまうこと。人のためが優先され、自分自身を大切にする環境が少ないこと。
そういったものが看護師の自己肯定力や自己客観視を下げてしまっているような印象を持っています。
まとめ
看護師の経験年数が上がるに連れて求められるものは多くなってしまいます。
だからこそ、自分がどう働いていきたいのか。自分はどんな看護をしたいのか。自分はそれをどうやって提供していけるのか。それを考えていく機会を是非持ってもらいたいなと思います。
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