自分の心の声に耳を澄ませる


photo credit: Thomas Hawk Hearth Stuck via photopin (license)

自分の中にある感情を俯瞰する難しさ

毎日を過ごしていると、実は色んな感情が心の中で沸き起こったりしているかと思います。
自分の中の何かに触れて、騒ついたり、感情が突き動かされて勝手に反応しちゃっていることってありませんか?
誰かの言葉にイラっとしたり、泣いてしまったり。怒ってしまったり、すごく不安になって、騒いでしまったり。
あたしも、自分の感情に気づかないまま、お決まりのパターンを毎回していることがあります。
前回の記事でも書いたのですが、よく職場で師長さんとの対立(あたし自身がそう感じているだけです)が起こります。わかってもらえていない、と(勝手に決め付けて)1人で落ち込んだりします。
それはどうして起きてしまうのか、というと。
あたしの中の心が、もっと自分大事にして!もっと自分のことわかって!っていうアピールをしているから、という見方もあります。
どういうことかというと、小さい子どものあたしと大人のあたしの心の中のやり取りが現実に映し出されている、という見方です。小さな子どものあたしが、もっとこうしたい!もっとこれするのー!と騒ぎ立てるんだけど、煩いよって大人のあたしは相手にしない。わかってあげようともしない。
それが現実に反映されているわけです。
そして、そういう子どもと大人の一悶着の後ろにあるものは、不安だったり、恐れているものだったりします。自分の心が不安がっているものがここにあるよ、癒して!っていう自分からのメッセージ。
でも、ついつい、自動的に反応して、泣いたり、怒ったり、様々な感情に振り回されてぐったりしてしまう。
自分の感情を俯瞰するって意外に難しいものです。


photo credit: Rusinès now I’m calm… via photopin (license)

感情に蓋をしてしまうこと

当たり前に感情というものは自分の中にあるものだから、ついつい見落としがちです。
あたしの中で、そういう感情すら蓋をしていた時期がありました。今も名残はあると思うのですが、周りの人のことを優先して、自分を後回しにしてしまっていたりする中で色々感じることに気づかない、フリをしてしまいがちでした。自分の心の中で騒ついてもそうじゃない、と押し込んでいて、あたしはそう感じているんだね、なんて思ったことも振り返ることも感じることも出来ずにいました。
つい最近まで、あたしは、自分が色んなことに本当は怒っていた、ということも気づいていなかったのです。
それほどまで、自分自身をないがしろにしてしまっていた。
ただ、あたしってこう思っているんだ。悔しいのか。そっか悲しいんだ。寂しいんだね、と他人になら声をかけられるのに、自分には出来ていなかったのです。

心の声を聞こう

自分の中でひっそりと言っている、嫌いな人への文句。嫌いじゃなくても、うまくいかないとき、頭に浮かぶ言葉。
それって何て言っていますか?
ちょっとノートに書き出してみて。

あたしは職場で「何であたしばっかり一生懸命働いてるんだろう、何であたし1人でやってるんだろう、何で手伝ってくれないの?あたしのこと見てくれてないでしょ」、って怒って、悲しんでいたんです。
簡単にいうと、それ、あたしのハート、心が、理性や頭脳に対してこうしてほしいのに何でやってくんないのっていう文句、です。
文句だったり、もっとこうなったらいいのに、もっとこうしてくれたら、もっとこう言ってくれたら、という言葉が出たら、気づいてみましょう。
誰かにやってもらいたい、と思っていること。それはもしかしたらあなた自身があなたにやってほしいって思っていることなのかもしれません。


photo credit: duh.denise LessThanThree via photopin (license)

まとめ

感情って雲みたいに流れていく。川の流れのようかもしれない。ころころ変わる天気のよう。
でも、それでいいんです。
怒っていても、悲しんでいても、楽しんでいても、何を感じてもいい。それをだめ、ってしちゃうのは、何かを怖がっていたり、不安がっているのかもしれません。感情を感じてはだめってしているのなら、まずはそんな自分にもOKを出してみましょう。感情を出さないようにしている心の奥にいる震えている自分にも気づいてみましょう。
自分がこう思っていたんだ、悲しんでいるんだ、怖がっている、怒っている、そこに気づけたら、あとは何をしましょうか?
あたしが願うのは、大切にしている、大切にしたい人と同じように、自分自身をそうなんだねってただ寄り添ってあげてほしいなぁ、ということです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存