半径5メートルの野望(byはあちゅう)を読んで

はじめに

はあちゅうの魅力はもしかしたらその外見から見てとれるそこはかとないか弱さの中に潜む強烈なほどの芯の強さにある、のかもしれない。
アンバランスでありながら均衡を保っている。
ネガティヴな部分も勿論ある。最初は日本一のブスの称号を得た、見た目のコンプレックスについてから始まっているのだから、びっくりしてしまう。彼女の過去を知らない人から見たらそんなこと言わなかったらバレないのに、と思ってしまうことも、彼女は彼女なりの強さで自己開示している。
ネガティヴな部分があるのは当たり前だ。だって彼女だって人間だから。苦しかったり悲しかったり、見えない何かに押しつぶされそうになって、負けそうになったりしている。
でも、そうは決して見せないのは、彼女がただ見栄っ張りなところがある、というものとはまた違うものなのかなと思う。
ツナゲルアカデミーのセミナー内で彼女はそういうもの(感情)に名前をあえてつけない、と話していた。そういう彼女なりの弱さから得てきた強さが随所に散りばめられている。
弱いことを認め、だからこそ立ち上がる強さを得た、みたいなもの。

本当に強いことと、強いフリをすることにどれほどの違いがあるのでしょうか。強いフリなのか、本当に強いかは、自分で決めることです。(P27)

と、彼女は言っている。
人からどうこう言われても、こうする!こうしていくのだ!と決めて立ち上がるのは。自分自身を奮起させていくのは、他でもない自分自身しか、いない。それをずっと1人でやり続けているからこそ、小さな成功体験を繰り返し、自分自身を許して、励ましてきたからこそ、出来上がったはあちゅうの処世術であり、あたしたちをそのままでいいの?どうするの?小物のままでいるの?決めるのはあなたたち自身なんだよ、と追い立てるような強さを持つ本になったのではないか、と感じた。

半径5メートルの圏内

日本で普通に生きている私たち個人個人の世界はせいぜい半径5メートルくらいで成り立っています。その個人の半径5メートルの中での出来事が生活のすべてであり、悩みはその範囲内におさまっています(P90)

そんなふうに彼女は言っているけれど、あたしはそんなふうに考えたことさえなかったので、その考え方はとても新鮮に思えた。むしろあたしが過ごしている半径はもうちょっと小さいのかもしれない。世界が狭くて、たまに、選択肢が限られてきてしまうことも、あたしは気づいている。
けれども、気づいていても、その半径5メートル以下の小さな世界の中で、小さなことについて悩んで、泣いて、怒って、もやもやして、毎日を繰り返していて、視線をあげたらもっと広く大きく続く世界があることを、気づかないフリをしている、のかもしれない。
勝手にあたしが圏内って見出しにつけたのだけれど、なんとなくその表現がしっくりきてしまった。
圏内って聞いて思い浮かべるのは、某アイドルグループの総選挙。神7に入ったら相当見える景色は変わってくるだろう。そこに行きたい、どうにかしてみんなから愛されたい、と彼女たちは願っているはず。だけど、行けないのは、なぜ?
沢山の努力を、彼女たちはし続けているのをテレビでもよく特集されている。けれど、神7に、選抜メンバーに選ばれるのはごくごく僅かなメンバーだけ。
目標への距離が遠すぎる?怖気付くのかもしれない。それは、あたしたちも一緒なんだろうな、と思う。だからこそ、彼女たちの姿は心を打つのかもしれない。
半径5メートルの世界の中で、伸びていけるのは、自分の中にに可能性を見出し、価値を自分自身で認めることから始まる。
はあちゅうはいくつか言葉を落としている。

「夢は叶わない」「自分はそれを得るに値しない」とおいう思い込みが自分で自分の夢を実現させない方向に向かわせている(P94)

夢はもっと自分本位でいい(P91-92)

小さな夢をおろそかにしていたら、大きな夢が叶うわけがない(P98)

半径5メートルの中にこそ、チャンスは紛れ込み、見つけてもらうのを待っている。

人生は1日1日の積み重ねで出来ている

だから1秒も無駄に出来ない。自分と向きあう時間、大切な誰かと一緒に過ごす時間。自分を磨き、高めていく。そういう毎日の過ごし方で、大きく変わっていく。
はあちゅうを知ったのは手帳特集に載っていたのを見たからだったのだけれど、その考え方はとても共感できるな、と感じた。
続けることを決める、新しいことを始める前にもうやらないことを決めて、シンプルにしていく。
5年後、1年後、そして明日を決めるのは、今日の生き方次第。
緩めたり、きつめにしめたり、時間をどう過ごすか決めるのは、自分と向き合うことでやっぱり決まってくるんじゃないかな。
幸せは特別な日が連れてきてくれるわけじゃなくて、ただの普通の毎日をいかに自分にとっての特別な、とびっきりの夢に近づけていくか、で、夢は叶ってからがスタート地点。

「夢を叶えるのが幸せ」なのではなく、「夢を叶え続けること」が幸せな人生だと思います。(P121)

と、はあちゅうは綴っている。
気持ち次第で毎日が新しくなっていく、というはあちゅうの考え方はとても勇気の持てるものだと思う。

まとめ

気持ちを切り替える、夢を叶えていくために努力を惜しまない、はあちゅうの芯の強さを感じる本。
刺激が足りない、毎日が退屈、頑張ろうと思ってるけれどなんだかなーって思っている人に勧めたい。

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